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アンブレラ保険(Excess Liability)て何?

  アンブレラ保険とはお手持ちの一次保険(自動車保険やホームオーナー保険)の賠償責任支払限度額を、もしもの為に、一挙同時に引き上げる保険です。 ちょうど傘のように二つの保険に乗っている様な形になる為この様に呼ばれています。 アクシデントの種類により、まず始めにあなたの自動車保険、又は、ホームオーナーの個人賠償責任補償が使われた後、足りない部分をアンブレラ保険が、その補償額までカバーするのです。例えば、近所の子供があなたのプールで飛び込みをして首を折った場合、まず最初にあなたのホームオーナー保険の個人賠償責任補償額の100,000ドルが支払われ、それでも足りない場合には、(1ミリオンのアンブレラ保険の補償を持っていた場合には)、裁判費用も含め足りない分を1ミリオンまでアンブレラ保険が補償します。

  通常アンブレラ保険を購入するには、自動車保険、ホーム−オーナー保険とも一定額の損害補償責任を持っていることが前提となります。(ホームオーナーの損害賠償責任は100,000ドル、自動車は一人に付き250,000ドル、1事故に付き500,000ドル、ボート、ヨットは300,000ドル)

  一般的にアンブレラ保険の補償額は、1ミリオンから5ミリオンまでで、普通ホームオーナーでは補償されない名誉毀損なども、(アンブレラ保険で特に除外されいない場合は)こちらで補償されます。アンブレラ保険では以下の補償を提供します。

あなたとあなたの家族又は、居住者によりおこされた第三者に対する損害、傷害、又は法的にあなたに責任があるとされたあなたの敷地内での危険からおこった損害 あなたの家屋敷内外で起こった個人賠償責任 自動車に関連した個人賠償責任保険(但し、第一次保険は自動車保険の個人賠償責任補償) 名誉毀損、中傷等、ビジネス以外での個人人権侵害 補償されている損害についての法的な弁護費用:弁護士費用やそれに関する裁判費用 世界中どこへ行っても補償(但し、建物や、車に関する外国でのオーナーシップについては除外)

 

アンブレラ保険て本当に必要なの?

 「結婚して子供がいて飼い犬のいる」そんな平均的な生活を送っている人は、自動車保険とホームオーナー保険を持っていて、何かあったときには家族と財産を守ってくれると安心していることでしょう。しかし、何か予想外の事故が起こって、例えば裁判沙汰になっても本当に大丈夫なんでしょうか?

  ホームオーナ−(又はレンターズ)保険には、普通 最低100,000ドルの個人賠償責任保険が含まれています。(これは誰かに怪我をさせたり損害を与えた場合、あなたやあなたの家族に非があると法的に判決が下った際に、あなたを守ってくれる補償額です。)又、州によりかなり違いがありますが、普通自動車保険の強制賠償責任補償額は一人あたり25,000ドル、1事故あたり50,000ドルです。これははっきり言って、十分な補償ではありません。もちろん補償額を上げることは出来ます。但し、最高でもホームオーナーの個人賠償責任保険の補償額は、500,000ドル、自動車では、大抵一人に付き250,000ドル、1事故に付き500,000ドルが上限となります。

 

  最近のトレンドとして、そんなに大事ではないケースでさえも賠償金が1,000,000ドルを超えることは珍しくありません。経済的に安定していて財産があればあるほど、裁判をおこされる危機に直面するチャンスが多くなるのです。それ故、自分自身と家族を守る必要があるのです。もしあなたが十分な補償額を持っていなかったら、財産処分を命じられるか、この先稼ぐ給料も賠償金に回されてしまうかも知れません。このような場合に安価に1ミリオンの賠償責任保険額を上乗せできるアンブレラ保険と呼ばれるものがあります。

 

 

アンブレラ保険で補償されないもの:

  保険のポリシーというのは、何が補償されているかではなく何が除外されているか定義されるものが多いのですが、ことアンブレラ保険に関してはそれが顕著です。ポリシーの中で特に除外が明記されていない場合には、補償されていると思って間違いないでしょう。但しこれは保険会社によりかなり違いがありますのでご了承ください。以下の物は大体において共通の除外例です。

  1. 被保険者による故意に起こされた損害
  2. ビジネス又は専門的な職業で起きた損害
  3. 契約書又は、同意書からおこった賠償責任
  4. 戦争や暴動による賠償責任等

     

アンブレラ保険の使用例:

 17歳のジェニファーリードさんは約一年間の運転歴を持ち、スピード違反も事故もなく優良運転者でした。ある日、前方不注意で前の車にぶつけるまでは・・・。

   この車に乗っていたジョンさんとシルビアさんは、首と背中にひどい怪我を負いました。彼らはジェニファーの両親を訴え、750,000ドルの損害賠償金(医療費と慰謝料を含む)を勝ち取りました。幸運なことにリード家はこの費用を全て保険で補償してもらうことが出来ました。ジェニファーが運転するようになったとき、アンブレラ保険で1ミリオンの補償に入っていたからです。まず最初にリードさんの自動車保険会社が300,000ドル(彼らの自動車保険の賠償責任のリミット)を支払いました。そして残りの450,000ドルは、彼らのアンブレラ保険の補償から支払われたのです。さらにこの裁判にかかった弁護費用等も補償されました。もし仮にリードさんがアンブレラ保険を持っていなかったとしたら、450,000ドルは、全部実費で出さなければならなかったでしょう。

 

 もちろん子供が運転し始めたからといって親はみんなアンブレラ保険に加入しなければならないというわけではありません。もしもの時にあなたやあなたの家族にどれだけの損失がかかってくるかによるでしょう。賢い保険の入り方は免責額を高く設定し(少ない出費は自分で払える)、保険料を下げ、その分で出来る限り高い補償額を確保することです。

 備えあれば憂いなし!

 

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